FX4クラウドで経営者はどのように成長するのか
FX4クラウドには、経理の業務改革へとつながる仕組みがあり、経理人材のスキルアップが図れることはすでにご紹介しました。
しかし、FX4クラウドの影響は、経理担当者にとどまりません。経営者の成長にもつながるものなのです。
少しでも多くの効果・価値を把握したうえで導入していただけるように、今回は【経営者の成長】という視点で、FX4クラウドの価値を検証してみましょう。
導入時にFX4クラウドの価値を完全に把握している経営者はいない
FX4クラウド導入時に、その価値を100%把握している経営者は、おそらく皆無でしょう。
FX4クラウドの機能は非常に多岐にわたり、どの機能が自社に有効で、どのように活用できるのか、見通し切れないためです。
しかも、運用過程において経理担当者がどれほどスキルアップしていくかなど未知数の可能性を秘めているのですから、導入時にFX4クラウドの価値を見極めるのは非常に困難です。
多くの経営者にとって、新しい会計ソフト・会計システム導入の決定要因になっているのは、
「現状抱えている課題のいくつかを解決することが明確だ」
「現状システムが老朽化していて、新システムに移行せざるを得ない」
といったことに過ぎないでしょう。
導入判断時に、FX4クラウドのもたらす効果・価値のすべてを把握できないのは、とても残念なことです。FX4クラウドが経営者や経営の成長・発展に寄与することは確実なのですから。
FX4クラウドなら経営管理体制が向上し、経営者の信用力アップする
FX4クラウドが使いこなせるようになると、経営者はタイムリーな経営情報をいつでも・どこでも見ることができるようになります。
タイムリーな会計情報は、経営者の打ち手決定のスピードを早め、数値目標を与えて行動を変革していく効果があります。つまり、経営力が向上していくのです。
さらに、変動損益計算書などを活用することで、黒字化のための行動基準が明確になり、損益管理力が向上します。
これは、決算書の利益をどういう目標のもとに創出していくかという【利益の作り込みの経営】ができるようになる、ということです。結果として利益が出たのではなく、コントロールして目標の利益を出していく経営です。
財務会計を理解して行動できるようになると、経営者としての財務経営力が格段に向上します。
特に、金融機関に対して、決算予測や決算報告をする際、数値の仕組みを的確に理解したうえで説明ができるようになりますので、経営者としての評価や対外的な信用力が向上します。
これらは会計事務所によるサポート体制のあるFX4クラウドだからこそ得られる効果です。
FX4クラウドならスピーディな経営数値の確認ができ、競争優位性がアップする
経営に会計資料を活用するためには、経営数値がタイムリーに確認できる体制が重要です。生きた数字こそ、的確な打ち手の検討に役立つと言えるでしょう。
この点においても、FX4クラウドは優秀です。
付随する[MR設計ツール]を利用すれば、会社独自の帳表を自動的に作表できるようになりますので、作表スピードが格段に上がり、数値をタイムリーに確認できる体制になります。
それだけでなく、経理担当者が作表というルーティンワークに要していた時間を減らし、分析調査という付加価値の高い業務へとシフトすることが可能になるのです。
その結果、経営者はタイムリーな数値が確認できるだけでなく、スピーディに分析調査された数値を確認できることになります。いち早く打ち手の検討ができるようになり、経営や決算に対して、競争優位性が増すのです。
同業他社よりもいち早く的確な情報をつかみ、迅速に対策を検討する。
その体制が整うということは、中長期的に考えた場合、確実に会社の強みとなるでしょう。
FX4クラウドなら継続的な未来会計活動で、経営上手になる
FX4クラウドの変動損益計算書を活用すれば、戦略的に限界利益や固定費の管理ができ、【利益の作り込み活動】ができます。
【利益の作り込み活動】とは、結果として利益が出るのではなく、目標を立てて利益を作ってく活動のことです。決算利益を予想することで、どのような対策を打つべきかを、決算前に検討することができます。
このような【未来会計】を実践する機会は、経営者としての実力養成になります。
また、決算対策の社内指示や金融機関への決算予測説明などが的確にできるようになり、経営者としての質も向上します。
継続的に未来会計活動を行うことで、会計数値と経営者の感覚とがリンクしてくるようになりますので、経営上手になることは確実です。
FX4クラウドなら各種機能の活用で、資金繰り上手になる
FX4クラウドには[決算の先行き管理]機能があり、決算予測から納税の資金繰り対策などもできます。
また、[MR設計ツール]などを活用することで、キャッシュ・フロー計算書を月次で自動作表したり、予測キャッシュ・フロー計算書から資金繰り対策をしたりすることなどもできます。
さらに、FX4クラウドの標準機能として[資金繰り実績表]機能があります。仕訳入力時に収支区分を入力することで、資金繰り実績表を自動作表する機能です。
手作業で資金繰り表を作成するのはなかなか大変ですが、この機能を使えば半自動で作成可能です。
金融機関等から資金繰り表の提出を毎回求められている場合などは、活用することをおすすめします。
FX4クラウドならタイムリーなキャッシュ・フロー確認ができ、財務経営力をつける
FX4クラウドには[キャッシュ・フロー計算書作成]機能が備わっていますが、マスター設計の難易度がやや高いため、手軽に活用するには[MR設計ツール]を使って、Excel上でキャッシュ・フロー精算表を自動作表するのがよいでしょう。
キャッシュ・フロー計算書を月次展開することで、経営者は「フリー・キャッシュ・フローをどう稼ぎ出すのか」という観点が持てるようになります。
例えば、営業キャッシュ・フローを向上するために売掛金の回収サイトを短くする、投資キャッシュ・フローに目標額を設定して設備投資額をコントロールして抑制する、といった打ち手を打つことができるでしょう。
毎月キャッシュ・フロー計算書を確認しながら管理し、最終的には決算時にしっかりとしたフリー・キャッシュ・フローを創出する、というのが理想です。
銀行格付けや信用力を確保できるだけでなく、財務キャッシュ・フローにおいて問題なく借入元本返済能力を示すことができます。
このように、単純に資金を回すだけではなく、戦略的に目標数値を持ってキャッシュ・フローをマネジメントし、目標に向けて経営行動を制御していくことが【財務経営力】になります。
FX4クラウド&会計事務所のサポートを使いこなすことで、経営力を高める
FX4クラウドは、会計事務所のサポートを通じてタイムリーな経営管理を行います。短期的な課題を順次解決していくことで、次第に中長期的な経営課題の対策余地が生まれるのです。
例えば、親子合併のようなグループ組織再編や、事業承継計画の策定、不動産売却対策、自社株対策などです。
また、会計税務面もより高度化し、連結会計や税効果会計の適用、決算報告書の詳細精緻化、モニタリング情報サービス、書面添付の詳細化など、レベルアップが可能になるでしょう。
これらを可能にするのは、会計事務所の総合力です。これこそがまさに、会計事務所を顧問につけている価値と言えます。
実際のところ、ここまで会計事務所を使いこなしている経営者は少数派でしょう。
しかし、経営者・企業が着実に成長し、ステップアップしていくことで、会計税務財務を含めた【経営力】を高めることができるのです。
FX4クラウドは、そうあるための環境を整えてくれるでしょう。